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正しく守って安全に

自転車のルール

交通ルールでは、自転車は、自動車やバイクなどと同じ「車両」の仲間とされています。自転車の通行方法は、原則として自動車と同じであることを忘れないようにしましょう。
また、道路はみんなが利用するところです。自分の行動を合図で示すことは安全のために大切です。停止・右左折の合図は早めに正しく行いましょう。

知っておきたい自転車の交通ルール

どこを通ればいいの?

自転車は「軽車両」であり、「道路(車道)の左側端」を左側通行することが原則です。
ただし、歩道に自転車通行可の標識のある区間等では、普通自転車に限り例外的に歩道通行が認められています。
自転車通行帯が設けられているときは、その自転車通行帯を通行しなければなりません。

  • 正しい歩道の通り方
  • 左側に寄って通行してください
  • 中央から左の部分を通行してください
  • 正しい歩道の通り方
  • 普通自転車専用通行帯を通行してください
  • 道路の左側部分の普通自転車専用通行帯を通行してください
  • 車道通行、歩道は相互通行も可能です
  • 車道寄りを徐行してください

※次の場合は、自転車(普通自転車に限る)も例外的に歩道を通行することができます。その際も歩行者が優先であり、自転車は車道寄りを徐行し、歩行者の通行の妨げとなるときは一時停止しなければなりません。
①道路標識等により自転車が歩道を通行することができる事とされているとき
②13歳未満の子供や70歳以上の高齢者、身体の不自由な人が運転しているとき
③車道または交通の状況から見て、自転車の通行の安全を確保するためにやむを得ないと認められるとき

整備された自転車通行空間

福岡市内では、自転車が通行するための自転車通行帯・矢羽根などにより自転車通行空間を整備しています。

●自転車道
縁石・柵などの工作物による区画
●自転車通行帯
自転車通行帯
●車道内共存・車道混在
車道
●自転車歩行者道
自転車歩行者道

こんなときどうする?

  • 信号

    自転車は車両用の信号に従わなければなりません。ただし、歩行者用信号機に「歩行者・自転車専用」の標示がある場合は、これに従わなければなりません。

    信号
  • 左折する

    後方の安全を確かめ、早めに左折の合図を行い、十分速度を落とし、歩行者の邪魔にならないように曲がります。後方から左折する自動車に巻き込まれないよう十分注意しましょう。

    左折する

右折する

必ず2段階右折を行ってください。自転車の右折方法は交差点の大きさ(信号の有無、道路の広い狭い)や、交差点の形状(丁字型や十字型など)によって変わることはありません。

  • 対面する信号機
    対面する信号機の灯火に従って道路を横断し、向きを変えます。
    向きを変えた後、対面する信号の灯火は赤色なので停止します。
  • 対面する信号機
    対面する信号機の灯火が赤色から青色に変わったら進行します。
  • 「一時停止」の標識

    必ず一旦止まって安全を確かめましょう。信号機のない交差点や狭い道路から広い道路に出るときはいきなりとび出さないで、十分安全確認をして進むようにしましょう。

    「一時停止」の標識
  • 踏切

    踏切を通過しようとするときは、踏切の手前で停止し、安全を確認しましょう。

    踏切

トンネル

夜間だけでなく、暗い場所では必ずライトをつけましょう。昼間でもトンネル、濃霧の中等はライトをつけるようにしましょう。

トンネル
自転車に乗るなら知っておきたい道路標識
  • 学校、幼稚、保育所等あり
    学校、幼稚園、
    保育所等あり
  • 横断歩道
    横断歩道
  • 歩行者専用
    歩行者専用
  • 普通自転車等及び歩行者等専用
    普通自転車等及び
    歩行者等専用
  • 特定小型原動機付自転車・自転車専用
    特定小型原動機付
    自転車・自転車専用
  • 自動車専用
    自動車専用
  • 歩行者通行止め
    歩行者通行止め
  • 歩行者等横断禁止
    歩行者等横断禁止
  • 特定小型原動機付自転車・自転車通行止め
    特定小型原動機付自転車・
    自転車通行止め
  • 踏切あり
    踏切あり
  • 自転車横断帯
    自転車横断帯
  • 一時停止
    一時停止
  • 通行止め
    通行止め
  • 徐行
    徐行
  • 普通自転車専用通行帯
    普通自転車
    専用通行帯
  • 並進可
    並進可
  • 車両進入禁止
    車両進入禁止
  • 自転車放置禁止区域
    自転車放置
    禁止区域

自転車の点検

自転車に安全に乗るためには、自分の体に合った自転車を選び、しっかりメンテナンスすることが大切です。乗る前に、自転車をじっくり確認してみましょう。

自転車点検の合言葉

ぶたはしゃべる

ブレーキ

ブレーキは前輪・後輪どちらもよくききますか?
(check!)ブレーキは時速10キロメートルのとき、ブレーキをかけてから3メートル以内で止まれるものでなければいけません。ブレーキが壊れている自転車には乗ってはいけません。

タイヤ

・タイヤに空気は十分に入っていますか?
・タイヤはすり減っていませんか?
・タイヤに傷が入っていたり、ものが挟まったり、刺さったり、絡まったりしていませんか?

反射器材、ライト(前照灯)

・反射器材の位置・色・角度は正しくついていますか?汚れたり壊れたりしていませんか?
(check!)反射器材の色は橙色か赤色で、夜間100メートル後ろから自動車のライトで照らしたとき、よく見えなければなりません。
・ライトは明るくつきますか?振動で消えたりしませんか?
(check!)ライトは10メートル前方がよく見える明るさが必要です。

しゃ車体

・車体に亀裂やサビは発生していませんか?
・ハンドルは前輪と直角にしっかり固定されていますか?
(check!)ハンドルをにぎったとき上体が少し前に傾く位の高さがベスト!
・サドルの高さはあっていますか?
(check!)またがった状態で両足先が地面につくくらいがちょうどいい高さです。
・ハンドルやサドルにがたつきはありませんか?
・ペダルは曲がっていませんか?
(check!)曲がっていると足がすべってしまい危険です。
・チェーンがたるんだり、サビついたりしていませんか?

べるベル(警音器)

ベルやブザーはきちんと鳴りますか?

福岡市で自転車に乗るなら知っておきたい

福岡市自転車の安全利用に関する条例

「福岡市自転車の安全利用に関する条例」を知っていますか?
みなさんが安全で快適に自転車を利用できるように、いくつかのルールを定めています。

自転車押し歩き推進区間

「自転車押し歩き推進区間」の指定

人通りが多く混雑している中央区天神地区の渡辺通り西側歩道(天神交差点から渡辺通り四丁目交差点までの約400m)は、条例で「自転車押し歩き推進区間」に指定されています。この区間を自転車で通るときは、自転車を押して歩きましょう!
指定時間帯:平時8時~19時、土曜・日曜・祝日10時~19時
※上記時間帯以外でも、人通りが多いときは、安全のために自転車を押して歩きましょう。

自転車押し歩き推進区間

自転車保険への加入

福岡市では、自転車に乗る人は必ず自転車損害賠償保険等に加入しなければなりません。自転車利用者が加害者となり、高額の賠償を命じられた事例もありますので、もしもの事故に備えて必ず自転車保険に加入しましょう。
コンビニエンスストアや携帯電話から手軽に加入できる保険や、自動車保険や火災保険など他の保険の特約として契約できる保険など、さまざまな種類の保険があります。

このほかにも、ライトや反射器材の備え付けや、ヘルメットの着用等についても規定されています。交通ルールと条例を守って、自転車を安全に利用しましょう。